塗装コラム Vol.5
/ Column No.5
Subject 外壁塗装におけるサイディングの予備知識
Point.01
サイディングの劣化
サイディングとは、板状外壁材の総称を言います。ボード状であることから「サイディングボード」とも呼ばれ、外壁材の中では品質が高く安定した性能を持っています。しかし、耐久性の高い外壁材であっても、長年風雨や直射日光にさらされることで経年劣化を引き起こします。サイディング自体の劣化はもちろんのこと、その塗面が劣化するケースは少なくありません。そのため、施工から長時間が経過したサイディングは、保護のための塗装を行う必要があります。
Point.02
シーリングの劣化
経年劣化するのはサイディングだけではありません。サイディング同士の隙間を埋めるためのシーリング(コーキング)にも同様に劣化は発生します。通常サイディング施工時は、それぞれのパーツ同士にわずかな隙間を空けて配置を行います。この隙間を埋める役割を果たすのが「シーリング」となります。シーリングが劣化すると「ひび割れ・剥がれ・肉やせ」などの症状が生じ、このような症状は雨漏りの原因となり、建物自体の寿命を短くしてしまう恐れがあります。サイディングにおける外壁塗装時は、塗面の状態だけでなくシーリングの状態にも注意しなければなりません。
Point.03
こんな症状が現れたら外壁劣化のサイン
外壁・塗面に劣化が生じると、特有の症状が現れるようになります。以下のような症状が見られたら、外壁の塗替えを行う目安となります。
/ クラック /
サイディングにヒビ割れが発生している状態です。劣化した塗面からは水分が侵入し、吸水性の高いサイディング材によっては、収縮・膨張を繰り返すうちにクラックが入りやすくなります。また、地震などの揺れが発生した際には、強い負荷による原因でクラックが入るケースもあります。
/ 反り /
サイディングが吸水と乾燥を繰り返すことで、素材自体が反ってしまう場合があります。ビス留めで直るケースもありますが、状態によってはサイディング自体の張り替えが必要となります。この症状が見られたら、まずはお気軽にご相談ください。
/ 塗面の経年劣化 /
チョーキング・色褪せ・塗装のヒビ割れ・剥がれ、これらの症状は塗装が劣化している証拠です。塗装の劣化はサイディング自体の寿命にも大きく関わってくるため、早めの塗替えをご検討することをオススメいたします。
/ シーリングの経年劣化 /
シーリングの劣化も見逃せないポイントの一つです。シーリングのヒビ割れ・剥がれ・欠落・肉やせなどは、塗装やサイディングの劣化と併せて注意が必要な部分です。
ここまでを振り返って・・
「塗装コラム Vol.5」では、外壁塗装におけるサイディングの予備知識について紹介をさせていただきました。サイディングは、お家全体の防水性にも繋がる重要な要素です。状態や素材に合わせ、適切なタイミングにてメンテナンスを行うことが大切です。 明光美創では、長年の経験と豊富な実績に裏打ちされた "本当に信頼のおける塗装工事" を行います。外壁・屋根、双方に対応いたしますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。