塗装コラム Vol.6

/ Column No.6

Column No.6

Subject 屋根・屋上に用いる断熱・遮熱塗料とは?

Point.01
屋根・屋上における断熱・遮熱塗料について

近年の温暖化の影響もあり、異常気象とも言える夏の暑さが続いています。家の中にいても暑さを感じるような時は、屋上や屋根の塗料に断熱・遮熱塗料を用いると効果的です。断熱・遮熱塗料は、「熱を反射させる・熱を通しにくい」という特性があり、暑い夏場でも室内の温度を快適に保つことが可能となります。それぞれの基本的な効果や耐用年数を下記の表にまとめましたので、塗装工事における塗料の選定にお役立ていただければと思います。

断熱塗料 遮熱塗料
基本的な効果 熱・冷気の侵入を防ぎ
室内を一定の温度に保つ
熱を反射して
塗面の表面温度を下げる
メリット ・夏は涼しく冬は温かい
・節電になる
・遮音効果がある
・防露効果がある
・夏は涼しく過ごせる
・熱で劣化しにくい
・節電になる
・断熱塗料より価格が安い
デメリット ・価格が比較的高い
・耐久性が塗装職人の腕に左右されやすい
・立地条件によっては効果に差が出る
・冬の寒さは防げない
・汚れで効果が低減する
耐用年数 15 ~ 20 年 10 ~ 20 年

Point.02
断熱塗料の特徴

断熱塗料は、温度の変化そのものを伝わりにくくする塗料です。暑さも寒さも遮るため、夏は涼しく冬は暖かいのが特徴です。この特性により、室内の冷暖房を使用する回数を削減し、夏・冬ともに省エネ効果を得ることが可能です。断熱塗料は、断熱性能だけでなく遮音・防露などの機能を付帯させたものもラインナップされており、高機能な塗料が多いのが特徴です。耐久性も高く、平均的な耐用年数は15~20年となります。高機能・高耐久であるため、一般的な塗料よりも施工の単価が高い点がネックとなります。

Point.03
遮熱塗料の特徴

遮熱塗料は、暑さに効果を発揮する塗料です。熱を反射させる特徴があるため、夏は涼しく過ごすことが可能です。熱を遮る効果のみであれば、断熱塗料を上回る効果を発揮します。一方で、冬の寒さを遮る効果はありません。熱を「反射」するという性質上、塗料の色によって効果に差があり、白系の塗料の方が黒系の塗料に比べ遮熱効果は高くなります。遮熱塗料は断熱塗料と異なり、遮熱以外の効果が付帯することはあまりなく、耐用年数も断熱塗料より短めですが、その分の施工費用は安くなります。特に屋根塗装の施工料金の違いは顕著で、平米単価を断熱塗料の2/3程度に抑えられるケースもあります。

ここまでを振り返って・・

「塗装コラム Vol.6」では、屋根・屋上に用いる断熱・遮熱塗料について紹介をさせていただきました。断熱塗料と遮熱塗料は便利な塗料である半面、施工費用が高くなる傾向にあり、種類によっては冬の寒さを防ぐことができないものもあります。お客様のご要望に合わせ最適なご提案をさせていただきます。
明光美創では、長年の経験と豊富な実績に裏打ちされた "本当に信頼のおける塗装工事" を行います。外壁・屋根、双方に対応いたしますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。